LINEの「OCR」機能を使ってみた!テキスト変換や翻訳もできるぞ!
LINEの機能の中に「OCR」があるのをご存知でしょうか?
LINEで送受信されたPDFや画像から文字データを簡単にテキスト化することができるので紹介したいと思います。
OCR機能とは?
冒頭にも少し書きましたが、OCRとは手書きや印刷された活字データを文字認識して、テキストデータに変換する機能です。
基本的には画像やPDFなどに記載されている文字は編集ができませんが、このOCRを使うことで簡単に編集が可能なデータに変換することができます。
LINEでOCRの使い方
まず、LINEのトークルームの中から画像を選択します。
今回はテスト用に先日記事にもしたLINE Starbucks Cardのキャンペーン画像を使います。
画像を選択した状態で右上の赤枠箇所をタップします。
すると、画像内の文字を認識して白枠で囲われます。
この白枠で囲まれた箇所からテキストデータにしたい箇所をタップすると、緑色に塗りつぶされて下にテキストデータとして文字起こしされます。
そのまま「次へ」をタップするとLINEで編集、送信ができるようになります。
また、左下のマークをタップするとテキストデータとしてコピーができます。
便利な翻訳機能
OCRで認識した文字データは、翻訳する事ができます。
試しにAppleのTim Cook氏のツイートを使ってみます。
先ほどと同じように画像を選択して右上のマークをタップします。
翻訳をする場合はここで右上の赤枠の箇所をタップすると、変換言語を選択することができます。
現在、英語、日本語、中国語、タイ語、インドネシア語、韓国語の6ヶ国語に対応しています。
ここで英語を選択すると、右上の表示が「英語を検出」に変ります。
翻訳したい文字データを選択していくのですが、複数選択するときは選択したい箇所をなぞるようにスワイプしていきます。
そうすると、認識されたデータがテキスト化されて表示されます。
ここで、左下の「地球儀マーク」をタップすると日本語に翻訳されたテキストが表示されます。
ここで「次へ」を押すとLINEへそのまま送ることができます。
手書き文字の認識はイマイチ
手書き文字も試してみましたが、文字のうまい、下手はあるかもしれませんが、変換の精度はイマイチです。
このあたりの精度は今後のアップデートで改善されていくのを期待したいと思います。
活用例
「OCR」機能は、主にビジネスシーンで使われることが多いと思いますが、取引先の人との名刺交換をしたときに、画像を撮って同僚に共有したりしておくと、あとで手入力しなくてもテキストにしてコピペして連絡先に保存したりが簡単にできます。
また、スマホで見ていたサイトで気になる箇所のスクショを撮っておいて、そこからメモしておきたい箇所をテキスト化してメモにコピペするなんてことも簡単にできます。
最後に
今回使ってみて思ったのは、PDFや画像データなどはある程度変換精度も高いのですが、手書き文字に関してはかなりの悪いという印象でした。
この「OCR」が活躍するのは実は手書き文字の変換が一番便利なんではないかと思っています。
このあたりに関しては、今後の機能向上を期待したいと思います。