りんごのあるところ

2017年に淡路島に移住して暮らすアップル信者でガジェット好きの雑記ブログです。

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PSEマークのないモバイルバッテリーが販売禁止に!そもそもPSEマークってなに?

今やスマートフォンなどを充電するのに必須となっているモバイルバッテリーが、本日2月1日より、PSEマーク表示のないものは販売が出来なくなりました。
では、なぜ禁止なのか?そもそもPSEマークとは何かについて詳しく見ていきたいと思います。

2月1日以降はPSEマーク表示のないモバイルバッテリーは販売不可


経済産業省が2018年2月1日、それまで電気用品安全法の規制対象外だったモバイルバッテリーを、新たに規制対象と発表した。
ただ、事業者の対応準備期間として、2019年1月31日まで1年間の経過措置期間が設けられており、そこまでは対象外商品として販売が可能でした。
しかし、本日2月1日より、PSEマーク表示のないものは販売禁止となりました。

そもそもPSEマークとは


PSEマークは、電気用品安全法に基づき、電気用品が国の基準を満たしていることを示すマークです。メーカーが基準沿った安全確認を行い、届出した上で初めて表示できます。

▼Cheeroのモバイルバッテリーに印刷されているPSEマーク
上が昨年購入したばかりのPower Plus4はPSEマークあり、それ以前に購入した下の2商品はPSEマークなし

なぜPSEマークのないモバイルバッテリーは販売禁止なのか


独立行政法人 NITE・製品安全センターによれば、2013年度から2017年度の5年間に受けたリチュウムイオンバッテリー搭載品の事故情報は582件あったそうです。そのうち402件が火災を伴っており、また事故の原因は、製品の不具合によるものが368件と最も多かったということです。
今年に入ってからも、1月7日に福岡県で女子高校生の持つモバイルバッテリーから発火するという事故も起こっていました。

すでに使っているものは規制対象外


今回の規制は販売業者によるもののため、すでに使用中のものについては規制対象外なので、そのまま使い続けても問題ありません。ただし、規制対象外の商品は安心して使えるものだとは言えないため、安全性については自己判断となる。

フリマサイトやネットオークションでは


すでに使用中のものについては、そのまま使い続けても違反にはなりませんが、インターネットのフリマサイトやオークションなどの個人売買については規制対象に含まれるので注意が必要です。
これについて、各社がそれぞれ対応を発表しています。

メルカリ


メルカリは、2019年2月1日より「PSEマーク」のないモバイルバッテリーの出品を禁止することを発表しています。

ラクマ


楽天の運営する「ラクマ」については特に発表を行っていませんが、同社ホームページの禁止出品物に追加されていました。

ヤフオク


ヤフオクでも同様に、2月1日以降はPESマークが記載されていないモバイルバッテリーの出品が禁止されています。

捨てる際は家電量販店へ


自治体のゴミ収集では、モバイルバッテリーの回収は行われていません。また、ゴミ収集車の中で発火する恐れがあるため一般ゴミに混ぜて捨てるのも絶対にやめましょう。
大手の家電量販店では、不要なバッテリーを処分できるようにリサイクルBOXを設けている所が多いです。また、ホームセンターやスーパーなどのリサイクル協力店でも、回収BOXがある場合があります。 リサイクルできるバッテリーの種類やルールを守って処分しましょう。

まとめ


スマートフォンと同じくらいに誰もが1つは持っているモバイルバッテリーですが、扱い方や購入するものによっては重大な事故につながりかねないものなので、購入の際は十分に注意してもらいたいと思います。