【フィルム編】元販売員がこっそり教える、 iPhoneアクセサリーの選び方のコツ
前回は、【ケース編】と題してお届けしましたが、今回はケースと同じぐらいに大切な【フィルム編】としてまとめて紹介したいと思います。
そもそも保護フィルムとは?
「液晶保護フィルム」は、その名の通り液晶を保護するフィルムです(そのまま笑)では何から保護するかというと、主には傷や汚れから保護することが目的とされます。 あれ? iPhone落とした時に画面が割れないようにするためじゃないの?と思ったそこのあなた!もちろんそういった機能を重視したフィルムも存在します。しかし、どのフィルムもそういうものではないということをここで知ってもらえたらと思います。
素材による選び方
素材は大きく分けて2つに分かれます。一つは【ガラス】、もう一つは【PET】です。
PET
聞きなれない方も多いと思いますが、こちらがごく一般的な保護フィルムになります。比較的安価で手に入りやすく、様々なメーカーから販売されています。一昔前まではこちらが主流でしたが、現在はこの後に紹介する【ガラス】が主流となっています。
メリット
- 安価で手に入りやすい
- 薄い
- 軽い
デメリット
- 傷がつきやすい
- 貼る時に気泡が入りやすい
- 落下などの衝撃からは保護されにくい
どんな人に向いているか
- 安価なものが良い
- あまりフィルムを貼りたくない
- あまりこだわりがない
ガラス
ここ数年はガラスフィルムがかなり認知され主流になりつつありますね。出た当初はかなりお客様に説明するのが大変でした(^_^;) 私もこちらをお勧めしますが、やはりメリット・デメリットがあり理解した上で選んだ方が良いと思います。
メリット
- 傷に強い
- 貼りやすい
- 衝撃などから画面を保護しやすい
- 指紋が付きにくい
- 指の滑りが良い
デメリット
- 高価
- 厚みがある
- 重い
- ガラスなので、フィルム自体が割れる
- 感度が鈍くなる場合がある
どんな人に向いているか
- 指紋や汚れが気になる
- 指の滑りが良い方がいい
- 高くてもいいからとにかく保護したい
質感で選ぶ
見た目や触り心地でも大きく分けて2種類あります。【光沢タイプ(グレア)】と【アンチグレア(非光沢)】です。
グレア(光沢)
こちらがどちらかというと一般的かもしれません。 iPhoneの画面と見た目にほとんど差がなく、見た目が綺麗なものになります。個人的にはこちらがやはり見た目が綺麗なこちらがおすすめです。
メリット
- 見た目が綺麗
- 貼っている感じがあまりしない
デメリット
- 傷が目立つ
- 指紋や汚れが目立つ
どんな人に向いているか
- なるべくフィルムを貼りたくない
- 指紋や汚れはあまり気にしない
- とにかく見た目重視
- 写真や動画をよく撮ったり見たりする
アンチグレア(非光沢)
パズドラをきっかけに知ったという人もいるのではないかと思います。 指の滑りが良く、引っかかりが少ないためゲームをよくする人に人気のあるタイプです。 ただし、見た目が悪くなってしまうという一面もあります。
メリット
- 指の滑りが良い
- 指紋や汚れが目立ちにくい
デメリット
- 見た目が悪い
- フィルムの存在感が強い
どんな人に向いているか
- パズル系ゲームをよくする
- 指紋や汚れが気になる
- 見た目はあまり気にしない
- 写真や動画はあまり撮らないし見ない
形状の違いでの選び方
最後に形状について説明したいと思います。 iPhone6から、画面の縁が丸みを帯びたデザインになったことで、それまで画面の淵まで覆う形状だったフィルムが、一回り小さい形状になりました。画面の縁が丸まっているため、フィルムが張り付かないためです。 しかし、最近はPETでもガラスでも画面の淵まで覆うような形状のフィルムが販売されています。 そこで、形状についてもまとめて紹介したいと思います。
一回り小さいタイプ
こちらが一般的なタイプとなります。 通常平面で作られており、ある程度張りがあるフィルムなので、丸みを帯びた形状部分には張り付きません。そのため、サイズを一回り小さくし画面の平面部分だけを覆う形状になっています。
メリット
- ケースと干渉しにくい
- フィルムが剥がれにくい
デメリット
- 貼りにくい
- フィルムの存在感が高い
どんな人に向いているか
- 保護力の高いケース(シリコンなど)をつけている
- 見た目を気にしない
全面フルカバータイプ
iPhone6が登場したことで、これまでのようなフィルムが使えなくなりました。とはいえ、やはり一回り小さいものでは見た目や保護の部分で不満が生まれます。そこで登場したのが、前面フルカバータイプです。
メリット
- あまり貼っている感じがしない
- フィルムと本体との段差がない
デメリット
- ケースと干渉しやすい
- 端から剥がれやすい(ガラスは割れやすい)
どんな人に向いているか
- 見た目重視
- 画面をしっかり保護したい
- iPhoneをあまり落とさない
その他
上記に挙げた種類以外にもブルーライトカット、衝撃吸収(耐衝撃)、覗き見防止など様々な種類のフィルムが存在します。
まとめ
今回は、前回に引き続き【フィルム編】として紹介させていただきました。 フィルムも今では種類が多くなり、また高価なガラスフィルムが主流となっている現状を見ると、それだけ iPhoneを保護したいという需要が高いということですね。 ただ、保護という観点では、ケースをつければいい、フィルムを貼ればいいということではなく、あくまで両方の組み合わせが大事だと思います。1番は落とさないというのがいいのですけどね笑 今後も iPhoneアクセサリー系の記事はシリーズ化して書いていこうかなと思っています。 【ケース編】と合わせてお読みいただければ幸いです。